高校英語は単語の量が桁違い
高校に入ると、教科書の英文の長さも、単語の難しさも、中学とは別物になります。抽象的な内容の文章が増え、environment、society、experienceのような、目に見えない概念を表す単語が次々に登場します。
高1で単語の暗記を後回しにすると、予習に時間がかかり、授業が分からなくなり、さらに単語を覚える時間がなくなる、という悪循環に陥ります。高校英語でつまずく原因の多くは単語不足です。
大学受験の勝負は高1から始まっています。高1のうちに単語を覚える習慣をつけた生徒は、高3になってから長文読解や過去問演習にたっぷり時間を使うことができます。
覚え方のコツ
1日に覚える数を決めて、毎日少しずつ続けるのが一番の近道です。分からない単語が出てきても気にせず、どんどん先に進みましょう。間違えた単語こそ、新しく覚えるべき単語です。
単語は発音といっしょに覚えると忘れにくくなります。日本人が苦手な L と R の発音は、下の「L と R の発音のコツ」を参考にしてください。
👅 L と R の発音のコツ(舌の位置)
日本語の「ラ行」は、舌先で歯ぐきを一瞬はじく音で、英語の L とも R とも違う音です。そのまま発音すると、どちらにも聞こえにくくなります。舌先が歯ぐきにつくかどうかが最大の違いで、さらにはじかずに音を伸ばせるかがポイントです。
L(エル):舌先を「つける」
- 舌先を上の前歯の裏の歯ぐきにしっかり当て、舌の両わきから声を流します(発音記号は [l])。日本語の「ラ」のように一瞬ではじかず、当てたまま声を出す時間を作ります。
- pl・bl・cl・fl・gl のような子音+L(climate、flexible、publish など)は、間に「ウ」を入れず、前の子音の時点で舌先を歯ぐきにつけておきます。
- 語末や子音の前の L(vehicle、visible、ultimate など)は、舌の奥が少し盛り上がった「暗い L」になり、「ォ」「ゥ」に近く聞こえます。「ヴィークル」の「ル」をはっきり言わないのがコツです。
R(アール):舌先を「どこにもつけない」
- 舌先を口の中のどこにもつけず、少し奥へ引いて丸めます(舌先を反らせても、舌全体を奥に引いてもOK。発音記号は [r])。唇を軽くすぼめ、「ゥ」の構えから入ると安定します(reduce は「ゥリデュース」のイメージ)。
- pr・br・tr・dr・fr・gr のような子音+R(approach、broad、create など)も、間に「ウ」を入れず、前の子音の時点で舌を丸めておきます。
- 母音のあとの R(current、observe、factor など)は、舌を丸めたまま母音そのものを「アー」とこもらせます(アメリカ発音。イギリス発音ではこの R を発音しないことが多い)。
高1の単語で練習しよう(ボタンで発音を確認できます)
L と R の両方が入る単語:reflect(リフレクト)は、最初の r で舌を丸め、次の fl では f の時点で舌先を歯ぐきにつけておき、「フ」と「レ」の間に「ウ」を入れずに言います。
まちがえると別の単語になる例:alive(生きている)と arrive(到着する)、loyal(忠実な)と royal(王室の)。舌先がつくかどうかで意味が変わります。
💡 練習法:鏡の前で口を少し開けて言ってみましょう。L は舌先が歯の裏に見え、R は舌先が見えずに奥に引っこんでいればOKです。単語を覚えるときに一度声に出しておくと、リスニングでも聞き取れる単語になります。